【レビュー】mezz WX900シャフトの評判・性能・打感まとめ

wx900のアイキャッチ画像

おはようございます。

今回は既に廃盤となっているmezzのハイテクシャフト「WX900」についてレビューします。

ビリヤード歴14年、これまで10本以上のシャフトを試してきた私が、性能・打感・他モデルとの違いを詳しく解説します。

対象読者
  • フリマアプリなどでWX900シャフトを探している人
  • 安くてトビの少ないシャフトを探している人
  • カーボンシャフトから木製のシャフトに変更しようとしている人
目次

結論 : トビの少なさは最上級!コントロール性能抜群のシャフト

mezzのイグナイトシャフト(カーボンシャフト)と比べるとパワーは見劣りするものの、手玉の細かいコントロールはイグナイトよりもWX900の方がやりやすかったです。

全体的にイグナイトに近い印象を受けています。

基本情報

先角径12.0mm
先角素材NXフェーラル
タップカムイオリジナルS
シャフト長さ737mm
シャフトの長さ(ロング)767mm
テーパーユニカルプロテーパー
構造内部支持構造
※重さ120g

※重さについては私の所有するユナイテッドジョイントのシャフトの値です。ジョイントによっても異なりますし個体差も存在します。

WX900の特徴

対応するジョイントが多い

ユナイテッドジョイント(UJ)、Wavy、Wavy2、ラジアル、ユニロック、SA、11山、10山、14山、18山と対応しています。

1インチロングのモデルが存在する

ユナイテッドジョイントとWavy2ジョイントのみですが1インチロングのモデルも存在します。

フェーラルが短い

他の木製シャフトの半分くらいの長さになっています。

実際の使用感(いい点)

トビが少ない

トビの少なさはトップクラス!筆者の感覚ではイグナイトよりも少ないと感じています。

「木製だからよくしなることが効いているのかも」と思っています。

捻りがのせやすい

キュースピードを落として捻りをたくさんのせてクッションからの動きを大きく変えるショットなど捻りをたくさんのせるショットはイグナイトよりもやりやすいと感じています。

左右の撞点限界付近をゆっくり撞いて押しの動きを出したりする玉のことです。

実際の使用感(懸念点)

だんだん痩せてくる

木製のシャフト全てに言えることですが時の経過とともに徐々に痩せてきます。プレイ時間にもよりますが私のWX900は1年で2g痩せました。

パワーはカーボンシャフトには敵わない

必要十分かつキュースピードを上げて最大の動きを出そうとした時の手玉の動きはイグナイトもWX900も変わらないと感じていますが右手に伝わる振動が小さく振りぬきやすいのはイグナイトに軍配が上がります。

WX900はこんな人におすすめ

ゆっくり探せる人

残念ながら現在廃盤となっており新品での購入は難しいです。フリマアプリなどで気長に探せることが前提条件となってしまいます。

ヒネラーと呼ばれる人

トビが少なく捻りも良くのるので捻るの大好きな人にWX900はおすすめです。

WX900をおすすめしない人

パワーを重要視する人

イグナイトのようなパワーはWX900にはありません。手玉の反発を抑え込んでいる感覚はイグナイトの方があります。

イグナイトはパワーでそのまま押し込める、WX900はしなりで反発を逃しながら押し込んでいるというイメージです。

今すぐ購入する必要がある人

廃盤となっておりどうしてもすぐには手に入りません。時間に余裕があることが前提となってしまいます。

シャフト比較表

私の使ってみた感覚になりますが大きくずれていることはないかと思いますのでぜひ参考にしてみてください。

※もっともいいと思った製品の値を10として基準値としております。(2025/11/13現在)

※ノーマルシャフトは個体差が大きいため私の所有するノーマルシャフトでの検証値となります。

モデル名押しやすさ引きやすさトビの少なさ捻りののせやすさ
WX900881010
イグナイト101088
ACSS pro986.57
ノーマルシャフト6523

まとめ : パワーはそこまでないが捻りの乗せやすさは超一級

dav

おすすめ度 : ⭐⭐⭐⭐⭐ 5/10

廃盤の製品のため新品での購入が難しいこと、手に入るまでに時間がかかることを考慮するとこのくらいのおすすめ度になってしまいます。

性能面だけでいけば2025年現在でも十分に戦える優れたハイテクシャフト。

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この記事を書いた人

2011年よりビリヤードを開始。初めてのマスワリを出すまでに4年かかった落ちこぼれプレーヤー。現在はAクラスでプレイしているがよさそうな道具を見つけるとつい買ってしまうためビリヤードの技術よりも道具の知識ばかりがついていく。
逆にこれを活かそうと2025年11月より道具のレビューサイトを開設。

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